マウスピース、楽器本体、リード等々、、組み合わせは無限ですが、、最近思うこととして、、、
音色のざっくりな要素としては2つ ・ブライトでエッジの立った要素。 ・その逆のダークで丸みのある要素。 そしてこのブライトな要素とダークな要素の配合を考えるとおもしろいです。配合とは、科学的には「倍音」の要素の比率のことですね。 ・倍音‐Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%80%8D%E9%9F%B3
学術的なことは抜きにして、実際にこの相反する「ブライトとダーク」な比率を産み出す組み合わせはいろいろありますね。
楽器本体がブライトな鳴りのもので、出音をもう少しダークにしたい場合、マウスピースを、(入手しやすいものとして)SelmerS80などのダークで丸みのあるもので組合わす。これだけでも「ブライトとダーク」の配合が変わりますね。
テイク・ファイブで名をはせたポール・デズモンドPaul Desmond、、、かれの使用していたマウスピースは(同じ型の同じ年代のものをわたしも時々使用しますが)かなりブライトな鳴りです。しかし、かれの吹くときの口の形は、thin lipといって(スタンゲッツStan Getzももっと顕著ですが)下唇をあまり前にださない分リードとの接地面積が増え、その分ダークになる形でした。 これもブライトとダークな配合のすばらい例だと思います。
<画像> MC gregory 4A18