Paul Desmondのマイクの位置については、楽器本体から距離があいている写真が散見されます。この写真のように、アサガオと呼ばれる楽器の先端のベルの中心を外していたり、、、興味深いですね。
アコースティック音源の録音は、原音のクオリティが間違いなければ、あとは入り口(マイク周辺のセッティング)でほぼ決まる、といわれていますし、そう思います。
サクソフォンには、先端のアサガオと呼ばれるベルがあります。そこからももちろん音は出ていますが、同時に笛のように音程を決める穴=フィンガーホールがありますね、そこからも音が出ています。アサガオと呼ばれる先端のベルの正面にだけマイクを当てた場合、一部の音しか拾えません。
マウスピースで振動した音は歯を通して身体も振動しますし、楽器の端々まで共鳴します。
レコーディング時は、それらを極力、全て録れる角度や距離を見つけてマイキングを決める、、ということですね。
A Taste Of Honey(Ric Marlow作詞、Bobby Scott作曲)
1960年に上演されたブロードウェイミュージカル曲。
ビートルズもこの曲を演奏しています。
Paul Desmondポールデスモンドは、原曲とは異次元のイメージで録音しています。
アドリブも繊細で浮遊感がありますね。
曲を理論的に分析するのは好きではありませんが、ぱっと聴いて感じるのは、
ギターのJim Hallが原曲のコード進行をおしゃれに置き換えています。
原曲 Bb Am7 Dm
Jim Hall Bb CM7 Dm
ギター奏者ならでは、つまりBbM→CMはギターだと同じ運指のままスライドさせるわけですね。
この代理コードはほんとに微細なことだけど、とてもいい感じです。
曲のキーがDmで、メロディのところどころにでてくるBの音も教会旋法のドリアン的な響きをだしているのですが、さっきのJim HallのCM7のB音がおしゃれに呼応して浮遊します。
2/18 updated 1/30 Thu 大阪 グラバー邸 大阪市中央区谷町5丁目7-3 タニマチカワムラビル9F 20:00START TEL: 06-6768-5963 alto sax Kenichi Fujiwara 藤原健壱、 piano Keiri Fujisaki 藤嵜佳里、 bass Yoshihito Suita 吹田善仁、 drums Jun Iwataka 岩高 淳 http://glover-jazz.com/ 2/10 MON 神戸・北野 Y's Roadワイズロード<延期となりました>
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神戸市中央区中山手通1-22-10 象ビル2F TEL.078-241-8803 alto sax Kenichi Fujiwara藤原健壱
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