サクソフォンの録音-マイキング
Paul Desmondのマイクの位置については、楽器本体から距離があいている写真が散見されます。この写真のように、アサガオと呼ばれる楽器の先端のベルの中心を外していたり、、、興味深いですね。
アコースティック音源の録音は、原音のクオリティが間違いなければ、あとは入り口(マイク周辺のセッティング)でほぼ決まる、といわれていますし、そう思います。
サクソフォンには、先端のアサガオと呼ばれるベルがあります。そこからももちろん音は出ていますが、同時に笛のように音程を決める穴=フィンガーホールがありますね、そこからも音が出ています。アサガオと呼ばれる先端のベルの正面にだけマイクを当てた場合、一部の音しか拾えません。
マウスピースで振動した音は歯を通して身体も振動しますし、楽器の端々まで共鳴します。
レコーディング時は、それらを極力、全て録れる角度や距離を見つけてマイキングを決める、、ということですね。
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